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こどもを本好きにするには3

環境を整えてやるということまで述べたと思いますが続きです。あまりにも直接的に強いるのはよくないと言いましたが間接的に強いるということをしなければなかなか現在の日常生活において組み込んでいくのが困難かと思います。
まずは
①毎日決まった時間で読書をさせる。それも必ず朗読して親が聴いてやる。最初は10分からでもいいし慣れてきたら少しずつ増やしていってもいいともいます。
②本屋によく連れて行ってやる。
③本をいっぱい買ってきてやる。(古本屋さんにいくと激安でいっぱい買えます(^^;))
④プレゼントの代わりに図書カードをあげる。
⑤マンガ本も選別したものを息抜きに読ませてあげる。マンガ本は全ていいとは思いませんが、ゲームをして過ごすなら比較論で圧倒的にまだましです。能動的に活字を読まなければならないので活字に慣れ親しむことができます。
⑥読み書かせもしてやる
⑦これが一番大事なこととおもいますが
 本を読んだ後で読書感を聞いたり、本の内容を問うてみたり、ちゃんとした読書感想文を書かせたりしないほうがいいです。これはさくまゆみこさんの著書に書いてありました。そうさせると精神的負担を強いられ読書が勉強になってしまい好きになれないといいます。これをやると文頭に申しましたように直接的な強制になりすぎます。
あくまで間接的に半強制(強制させてるのを気づかれないように)させる環境作りがベストです。

先日のブログで紹介した複数の書籍のうち、さくまゆみこや多湖輝の本が読書を趣味としての関わり方を力説しているのに対し、水島 醉や和田秀樹の本は受験が前提のようなとらえ方をしてます。幼児や小学生なら間違いなく前者の関わり方の方がいいです。

ただ国語を将来の受験があまりにも頭にあると、先に述べたように読書感をきいたり感想文を書かせたり、国語の問題集を解かせたりするようになります。それがかえって遠回りをさせることでしょう。
特に国語の問題集(長文切り抜き問題)をいくらやっても読解力はつかない。無駄であると水島 醉氏が主張していることには全く持って真実でしょう。このことを肝に銘じて 力を入れすぎれば遠ざかり、気を抜けば近づいてくるといった国語というとらえどころのない学問に取り組んでいきたいです。

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コメント

From HIDE(教員OB)

中津の院長さんwrote:
<特に国語の問題集(長文切り抜き問題)をいくらやっても読解力はつかない。無駄であると水島 醉氏が主張していることには全く持って真実でしょう>

 その通りだと思います。(それはそれとして)
 HIDEは、高1(女子)、中1(男子)2人の孫を宝とするオジンです。2人が大学に進学したとき読んで欲しい本を20冊残してやりたいと思います。(1年間に5冊)
 
 院長先生ご推薦の本がありましたら、数冊お教え願えないでしょうか。自分で読んでみてこれはと思ったら、入手したいと思います。(絶版本はパソコン検索で購入)

 さしあたってHIDEが予定している本は、
・立原正秋『白い罌粟』 ・大沢在昌『新宿鮫 無間人形』
・山本周五郎『樅ノ木は残った』

投稿: HIDE | 2010年1月17日 (日) 16時28分

こんにちわ。レスが遅くなって申し訳ありません。忘れてたわけではありません。考えてたんです。超難題ですね。おすすめの数冊って。HIDEさんのホームページを見ました。代々教育関係の家系のお方ですね。しかも孫に20冊を残してやるなかの数冊となるとただならぬ選択ですよ。しかもこんな文学音痴で人並みの読書数もしてこなかった私としてはとても身構えてしまい、大変恐縮しました。
でも私なりに意見をいたします。

大学生って人生で一番時間に余裕のある時期です。この時期でしか読めないものってやはりボリュームのあるものやじっくりと時間かけて精読したいものでしょうね。長編小説のたぐいも細切れでよんでも盛り上がりにかけるんで一気に読みたいですよね。論語であるとか資本論(今金融危機で見直されているみたいですが)、司馬遼太郎シリーズ または新潮文庫の100冊にでるようないわゆる正統派の名作と言われるものは読んでおいた方がいいでしょうね。その中で大人になっても読んでほしいものは
①路傍の石 
   苦労とか逆境とか今の若者は遠ざけてるでしょう。そんなものを避けて人生がわたれるはずがないという思いから
②The Catcher in the Rye 村上春樹訳
   ライ麦畑でつかまえて(サリンジャー)ですが昔の野崎孝訳のものより文体が現在的でなじみやすい。これも思春期の感性を描   いたものですが大人になっても子供の感性を大事にしたいという思いから。
これら子供の読み物と思ったら大間違いです。子供の感性を残すことが大人の使命です。わたしなんか幼児用の絵本でも感動して目が充血することがあります。

③戦争ものは読んでおいた方がいいでしょうね。野坂昭如の終戦日記だとか きけわだつみのこえとか田原総一郎の日本の戦争をはじめ戦争もの著作。そして私はまだほんのかじりしかよんでないですけど未読の猪瀬直樹シリーズが本棚に飾られているなかで「ミカドの肖像」など特異な日本を解読するのに、また真実を知りたいという衝動からどうしてもこれらの本に手が伸びます。

④きりがないので最後にこれが本命です。ブログにもあったように藤原正彦の「国家の品格」と新渡戸稲造の「武士道」です。
今の若者は浮き足立ってるでしょう。グローバリゼーションがどうのこうのとか。その前にあんたは日本人なんだよ、といって若者の足に鎖をつけて地面に打ち付けといてやりたいですね。まずこれを読んでから旅立ってくださいと。

まだサクセスストーリーやビジネス書でおすすめがあったんですどまたブログでおいおい紹介いたします。
こんなんで参考になりましたでしょうか?恐縮です。

投稿: やけっぱち | 2010年1月22日 (金) 04時05分

To 中津の院長さん From HIDE

ご多用の中、丁寧なコメント感謝しています。とても参考になります。
前に、院長さんブログのお薦め書籍へアクセスしたとき、この方なら孫達へ残す本をリストアップして下さるだろうと思い、非常識も顧みず、厚かましくお願いした次第です。恐縮しています。

・漱石は、「それから」、「門」、「こころ」のいずれかと迷っていましたが、「こころ」にします。(第1号)
・「路傍の石」か「次郎物語」と考えましたが、「路傍の石」にします。(第2号)
・「The Catcher in the Rye 」は一度読んでから考えます。
・戦争に関しては、鶴見俊輔の本をと思っています。
・「国家の品格」は、読んでいませんが、是非入れます。(第3号)
・長編ものは、「レ・ミゼラブル」を候補としていますが、「菜の花の沖」も引き込まれて読みました。

いずれにしても、高1の孫が大学にはいるときにプレゼントできるようにそろえたいと考えています。ありがとうございました。


投稿: HIDE | 2010年1月22日 (金) 17時13分

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