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2010年2月

またまた藤原ワールド炸裂です。

日本人の矜持  藤原正彦

今度は著名人9人引っさげて対談形式です。だいたい言ってることはいつもと同じなのですが、対談形式なので藤原理論を他人がどのように感じているか分かる内容となってます。

だいたいいつも大胆な発言が多いのですが今度の帯のタイトルが「読書せぬものは人にあらず、ケダモノなり」だって。
そこまで言うかって感じですが。まあまあこれも日本をよくしようという強い願望の表れでもあります。
たけしとの対談は終始、数学の話でしたがたけしの日本展望論をぜひ聞きたかったです。

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先日J・D・サリンジャー死去

小説「ライ麦畑でつかまえて」で知られる米作家J・D・サリンジャー氏が1月27日、自宅で老衰のため死去しました。91歳だったようです。ご冥福をお祈りいたします。

ブログのコメントライ麦畑でつかまえてをおすすめした直後のことだったのでびっくりしました。何か感じるものがあったのかもしれません。

そこでおすすめの一冊ですが「キャッチャー・イン・ザ・ライ」村上春樹訳 です。ほとんどの人が「ライ麦畑でつかまえて」野崎訳を読んできたこととおもますが、今、野崎訳を見直してみてやはり文体が古いんですよね。この小説の特徴として一人称による語りかけ形式になっていてかつ攻撃的な言葉いわゆる俗語が多くそれが野崎訳では少し違和感を感じます。具体的には「~やがんだよ」「奴(やっこ)さん」「イカシタ子」などです。よく古いアメリカ映画やドラマでよくそういうふうな感じで吹き替えを聞いたことがあるかとおもいます。しかし昔でも現実にそんな言葉を発した友達は一人もいませんでした。未だかつてやっこさんとか言ってる人は一人も巡り会いませんでした。村上訳の方が現代的で違和感なくすーっと入ってきます。これから読む人は村上訳がおすすめです。ニュアンスも主人公のホールデンの心情がより鮮明に映し出されていると思います。

さてこの小説はあまりにも有名で世界でもっとも読まれてるなかの一つであると同時にいろんな面でいわくつきの小説です。絶対学校の教科書には載らないだろうと思う小説でもあります。しかし昔は若者のバイブルみたいな風潮があったようにおぼえます。すこし過激な表現だけに中学生ではちょっと早すぎる。高校生で読む人がけっこういるみたいですけど今の高校生で本当に真意を読み取れるかどうか疑問です。主人公は高校生なので同世代の高校生は共感するものがあるかと思います。しかしそれが主人公の悪態や狂言に同調するだけで終わってしまうような気がします。ましてや舞台はアメリカで日本の高校生とはちょっと違う。やってることがおませですよね。小説の中にあるように高校生が車を乗り回して女の子とデートするような日本の高校生はいないでしょうし。わたしは大人の社会を垣間見るようになる大学生で読むのが一番最適かとおもいまね。

とにかくこの小説は奥が深い。
この小説に対する感想意見は様々あるでしょうが私のとらえ方はこうです。
まず若者の心の描写が見事に描き出されています。反抗的な社会より内面の心の心情を深く味わって欲しいです。横暴を繰り返す主人公が狂人なのかそれとも社会が狂ってるのか。特に表現が過激だけに順風満帆に育った人、ボンボンに育てられた人、もてもての人生を歩んできたおぼっちゃまにはそれこそ耐え難い、吐き気をもよおす書物なのかもしれません。ではそういう優等生が いわゆるオチこぼれの子、いじめのあった子、ニートになってる子、不良をやってる子の心理が理解できるのか!っていうことです。
わたしは世の中は建前の世界(虚像)と本音の世界(真実)が存在すると思います。
そして主人公であるホールデンはこの大人の嘘ぶいた建前の世界を理解できないし非常に嫌悪感を持ってます。これを特に助長するものが弟の死だったり、同僚の自殺だったりするわけです。小説ではこのあたりはさらっと流してますがホールデンの言動の源がここにありっと感じます。そして中盤まで最愛の妹のフィービーのことがさらっさらっと出てきたので少し気になりつつ読み進めると最後はやはり・・・・
あまり詳しくいうとネタバレになって読んでない人が迷惑を被るどころか出版社から著作権侵害とクレームがきてもいけないのでこのあたりでおわりです。

それからもう一冊ご紹介。これはキャッチャーを読んだ人のための本です。キャッチャーをより深く味わいたい人、いや村上春樹ファンの人でも結構です。村上春樹はいまや時の人ですからね。その人が自分の考えを述べるのはそうそうないですよ。

翻訳夜話2 サリンジャー戦記 (文春新書)

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漢検受けてきました。

先日漢検受けてきました。生まれて初めて受けました。子供と。しかも10級です。(◎´∀`)ノ
漢検の存在自体は昔から知っていましたが、昔はこんなもの受けてどうするの。とか何に役に立つのとか思ってて全然眼中になかったのですが、最近だんだん興味を示すようになりました。まあ最近TV等で露出が多いのですがそれはそれとして受け止めていればいいと思います。最近字を書くということが極めて少なくなりました。全てパソコンで処理するのでとても軽快なんですね。そう、文章を作るのに全然頭を使ってないのです。勝手に手が動いてくれて漢字変換も自動で行ってくれてそれで筆記よりきれいな字が書けてスピードが断然速い。利便性において劣るものは一切ありません。
しかしこういう生活をしていると字が書けなくなります。本当に。とくに簡単な漢字も書けなくなるのです。私がそうですから。日常生活ではそうそう困りませんがいざとなると手が止まってしまい非常に困るときがあります。字は読めるけど書けない。これではいけないいけないと思いつつ何年も生活をしてきてやっとアクションを起こすことに決めました。だいたい書く練習なんてこの忙しい日常生活に中に組み込むこと自体が困難でした。それでこの漢検を受けることできっかけにしたいと思いました。4級か5級ぐらいからはじめてもいいかと思いましたが100点とる自信がなかったのでどうせならと10級から始めよう!と。100点とれなかったら相当ショックを受けそうだったので10級から受けて自信をつけてからにしよう。

で、漢検受けてきました。感想は 楽しかった!  です。
この久々味わう緊張感。わくわく感に圧倒され、自分の周りは腰の高さしかない子供らに混じって受けてる自分の恥ずかしさなど片隅もありません。自分はかなり緊張してましたがまわりの子供らはぜんぜんそういう感じはなく余裕しゃくしゃくでした。そうとう勉強してきたんでしょう。負けてたまるか!とライバル意識を向きだしになってる自分に大人げないと自分によ~く言い聞かせました。(*´v゚*)ゞ
はじまってみるとだいたいはすらすらと行きましたがやっぱり書き順のところで一カ所非常に考えてしまいました。右と左の書き順が違うことだけ確認しとけば大丈夫と容易に考えてましたがあまりにも浅はかでしたね。余裕で100点を取るつもりが一抹の不安を抱えながら終わりましたが時間は40分。見直しも含めて15分ほどで終わったので残り時間まで相当退屈でした。

まわりの子供もみてみると20分程でもう終わったようでときどき後ろのほうを振り向いて(待機してるママに向かって)余裕の笑顔を降り注いでいました。ときどき後ろの方から「見直しをしなさい」というような小さい声がしてきては何度も何度も見直しをしてました。
がその時、答案を裏返すときにとなりの子の答えが見えてしました。

あっ!間違ってる!  せん手(選手)の読みが ”しゅう”になってる。

この子は何度も何度も見直しをしてたのにもかかわらずその間違いに気づかずにいました。裏腹に100点自信まんまんの態度に思わず笑みがこぼれてしまいました。大変失礼ですが。ちょっと教えてあげたい衝動もかられましたがここは厳正や試験会場。がまんがまん。何度も見直しても自分の間違いに気づかないということはよくあるケースです。思い込んでしまうんですね。

この子は後日、間違いに気づくことでしょう。それでこの間違いを深く反省してよく考え直すか、なんだちょっと間違っただけか100点中1点か、たいしたことないやって感じで軽くながしてしまうかでこの子の人生は大きく変わっていくでしょう。がんばれ、社会は厳しいぞ!

しかし笑ってはいられない。自分の答案をもう一度見直したことは言うまでもありません。

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経済って不思議?4

んでもって本の紹介です。経済のことを基礎の基礎からお勉強したい方にぜひこの二冊をご紹介します。中学生の教科書読むより全然おもしろいですよ。
ひとつはもう10年以上前の本ですが(私は発刊の時に買って読みましたがまた再読してます)
「経済ってそういうことだったのか会議」 佐藤雅彦と竹中平蔵の会話形式です。この会話形式がまたとってもわかりやすいんですよね。


そしてもう一冊。これは最近の新書です。
「日銀を知れば経済がわかる」 池上彰  です。
この池上さん、最高!あのNHKのこどもニュースに出てる人。いまもやってるのかな?子供に見せるふりをして実は自分が一生懸命見てました┐(´д`)┌ヤレヤレ
もうこの人の説明でわからなかったら退場です。(どこに退場するのやら)
とくにこの本を読んで衝撃的だったのが公定歩合の話。そういえば最近、ニュース番組で公定歩合を何%下げますとか聞かないなと思ってました。いやいや私が中学生の時に習ったときは公定歩合で金利操作をやるって教わりました。それが今では・・・・・。


ほんで経済のお話はとりあえずおわり。


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経済って不思議?3

昨今、最大の権力者は誰だかわかりますか?総理大臣でもないし、幹事長でもありません。マスコミを引っさげた国民そのものです。そして国民が発する声が世論という風になります。国民主権らしく極めて民主的な国家です。そして世論は正しいというのが前提になっているのです。その強権をもつ国民の前では国会議員なんて赤子をひねるようなものです。当たり前ですが国民が議員を選出してるんですから。だから国会議員の選挙はいいことを言う人しか当選しません。これも当たり前です。「増税をします!」「医療費負担を上げます!」とかいったらまず当選しません。国民にいいような「補助金をあげます」「道路をつくります」「議員を減らします」「官僚の給与を減らします」「天下りはゆるしません」など言わないと当選しないのです。それで結局当選したところで財源がないので国債を発行せざるを得ないのです。当選した後に増税とかいうとたちまち次回の選挙にでれないどころか与党が野党に入れ替わったりします。

そういうわけで国債を発行することで国会議員も無事生活ができるし、国民も納得してくれる。双方が共存できる憩いも場なわけです。日本だけでなくだいたいの先進国は財政赤字ではないでしょうか。

特にプライマリーバランスの崩れてる日本はとっても深刻ではないでしょうか。しかしこの深刻な状況を認知できてる人は有識者か学者だけでなく、本当は国会議員の人も全員分かってるだろうとおもいます。しかし議員の人は手も足も出ません。
ちなみにプライマリーバランスが崩れてると言うことはどういう事かというと、例えば借金をしますよね。そうすると普通は元金と利息を少しずつ払っていくと思います。でも生活が苦しくなったのでとりあえず元金はそのままでその利子分だけでも払います。これがバランスシートの分岐点です。利子分だけでも返済すれば何とかなるわけです。収入が上がったときだけすこしづつ元本も返済していけば確実に完済します。(利子分余計に払うことになりますが)ところがその利子分さえ払えない状況だとやばいわけです。さらに足りない分を別なサラ金から借りないといけない。そうなると行き着くところはわかりますね。それを雪だるま方式とか破綻とかいいます。

だからとっても不思議なのです。国の財政がこのような状態においてでも平常に生活している。いったい国債残高がどれくらいになったらやばいのか。ひょっとして無限にこの状態でいけばなんとかなるのか。別に国民の命をとられるわけではないのでこのまま無限の「うちでのこづつみ」を振る舞っていけばなんとかなるのかなと思ってしまいます。なんでこんだけ現金をばらまいてインフレがおこらないんだろう?
国って破綻しないのかな?いやいや最近、北海道のある自治体が破綻したって言うし。大阪市はなにやら若い弁護士さんが「大阪市はとっくに破綻してます」っていってるわりには破綻してないし。他の自治体もよく「破綻状態です」といってもなんとかやりくししてるし。

あーあこの小学生みたいな疑問を解消するべく次のスレッドでは本の紹介です。

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経済って不思議?2

なぜそういう状況になっていくのか。理由は二つあると思います。極めて根本的なそして本質的な問題です。
まず

①人間は限りない「欲」というものを持っていること

上限がないんですね。例えば生活水準に関して言えば、10年20年単位で考えると確実に過去より向上してますよね。しかしそれでも全然物足りない。もっともっと便利になりたい。もっとおいしいものを食べたい。もっと丈夫で耐震性のある家に住みたい、もっと大きな画面のTVをみたい、もっと高画質な映像を見たい、燃費のいい車に乗りたい、高速道路をもっとつくって地域を活性化したい、もっと飛行場をつくって早く目的地につきたい、もっとダムをつくって洪水に備えたり水不足に備えたい、もっとおもしろいゲームをしたいなどきりがないですね。相対的に地球規模で日本の生活水準をみてみるとこれはあきらかに先進国で極めて裕福な国です。満足に家もない、仕事もない、食べ物もない国があるくらいですから。しかしほとんどの人がこれでも満足してない。こういうあくなき欲望が科学技術の進歩、経済の発展の原動力になってるのには間違いないでしょう。

しかしこれらの欲望は「ぜいたく」だからやめなさいといわれればやめられるかもしれません。ところが次にあげる人の健康や医療にかんしてはどうでしょう。

医学も極めて進歩してきました。例えば抗生物質の発見により人の寿命が飛躍的にあがりました。盲腸=死とか肺炎=死 っていう図式だったころなんてさほど昔ではありません。癌=死、AIDS=死って図式も近い将来無くなるかもしれません。命の尊厳を追求する、もっと長生きしたい、不慮の事故や病気を克服したい。これは万人が願う欲望です。そのためにはもっと早く病気を発見できる高性能な機器がほしいとか、副作用の少ない病気に効く薬がほしい、失った臓器を再生してほしいなど。きりがありません。これも先ほどと同じように国の平均レベルでは極めて健康で長寿の国なのですが、満足してる人は誰一人いないでしょう。あたりまえです。

そしてこれらの欲望を解消するには莫大な研究費や治療をおこなう医療費が必要です。

では例えば今年は景気が悪かったから、税収が少なかったので研究費や医療費はこれでかんべんして、てな具合にはいかないでしょう。交通事故で瀕死の状態で救急車で運ばれてきて「すみません。今年は予算がないので誰も診る先生がいません」とか、癌の治療している患者に「すみません。今年は開発費の予算が無くて新薬がつくれないので古い副作用のある薬で勘弁して」なんていえるわけがありません。これらの欲望をストップするものは誰一人いません。人の健康の向上に異論を唱える人は誰一人いないわけです。

つまり根本的に大量のお金が必要ということです。景気の良し悪しにかかわらず。
つまり国債を買ってお金をつくっていくことが必需ということです。
つまり、(すみません、つまりつまりばっかり並び立てて。文章の組み立てが下手なもので)でもめげずに 
つまり、国債を償還するためには経済を発展し続けないといけないしくみになっているのです。

それではもう一つの理由は次回ということで。おやすみなさい。


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経済って不思議?

しかし世の中って不思議なことが多すぎて困ってしまいます。まあ頭の悪い自分がいけないのですが、勉強しても勉強してもそれが解消されないどころかすればするほど不思議なことが増えてしまし、迷宮入りです。いくらインターネットが発達しようが大して解消されません。小学生は幸せものですね。だって分からないことがあれば何でも身近な先生や親に聞けば答えてくれるでしょう。分からないことを人に聞いて明確に教えてもらうって超快感ですよね。大人がこの環境を欲しければ大量のお金が必要なんでしょうね(。>0<。)

そこでひとつの難題を。下の図を見てください。見たことがあると思いますが国債残高の推移です。このグラフを見ていつも思うのですが平常心でいられないのです。だいたいこんな状態がつづいて正常な生活を営めてるのが不思議です。国債は借金ですよね。その利子も増え続けさらにその利子を払うために赤字国債まで発行する。
これは個人レベルで例えると、月20万の収入のサラリーマンがサラ金に毎月5万借りて25万の生活をしているということですよね。そのうち借金と利子が膨れて破綻するのは素人でもわかりますよね。国に話をもどすと、本来なら税収の範囲で生活しないといけないのですが税収以上の生活をしているということですよね。まあ借り手は圧倒的な信用のある国ですし貸し出しては銀行で資金が相当あるし最終的にいくらでも紙幣を発行できる日銀が買い取ってるので上限がないですわな。だいたい見識者や専門家たちはそれがいけないことはわかってるし政治家も本当はいけないことは分かってるだろうと思うのです。

091280

わかっているのにそれができない。しかも現在平気で生活している。では国債残高がいくらになったらいけないんでしょうね。これからも右肩上がりに増え続けるでしょうけど現在のレベルはまだ平気ってことでしょうね。
中学生ぐらいの経済の勉強してればこのままつづけば金利の上昇と円の暴落、ハイパーインフレに至って国が壊滅するってのはわかるんですけど、まだまだ大丈夫。ノープロブレム!

なんか個人が雪だるま式に借金が増えてしかもそれに気づかず自転車操業しているひとににているような気がしますが・・・。

次回はその犯人捜しの探求です。

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